傘福に願いを込めて、山形・酒田 華やかなつるし飾り展示
家族の幸せや無病息災の願いを込め、個性豊かな和細工を最大999個つるして華やかに飾る山形県酒田市伝統の「傘福」が、市の観光施設「山王くらぶ」で展示されている。大小約40基の傘福が並び、市民らが一つ一つ手縫いで作った飾りを間近で楽しめる。11月5日まで。
傘福は江戸時代、北前船の交易拠点だった酒田に江戸から伝わったとされる。古着の布などを縫い合わせた大きさ10センチほどの細工物をひもでつなぎ、傘の先に幕を張った真っ赤な天蓋につるして飾る。大きな傘は直径180センチもある。
細工物は、人や動物、果物がモチーフで形もさまざま。一つ一つに意味があるという。
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