今年のサンマ、若干大きめ 続く不漁、沿岸の新漁場に期待
秋の食卓を彩るサンマの不漁が続いている。今年の漁獲量は過去最低を更新した昨年の約1万8千トンと同水準が見込まれ、豊漁だった10年前の10分の1程度に低迷する。ただ秋口には、昨年に比べて若干大きめのサンマが店頭に。北海道や東北の沿岸に新たな漁場も現れ、関係者は資源回復に期待をつなぐ。
漁況予報を担う水産研究・教育機構は7月、今年のサンマの来遊量は昨年並みの低水準の見通しを発表。全国さんま棒受網漁業協同組合(東京)は漁期入り後の実感として「予報通りに推移している」と語る。
東京・豊洲市場で水産卸を営む「築地魚市場」の担当者は、10月になって110グラム前後と昨年並みの小ぶりなサンマが目立つと説明する。それでも9月の秋口は「120~130グラムと昨年より少し大きかった」という。
明るい話題もある。漁況予報を手がける漁業情報サービスセンター(東京)は、北海道の根室市や厚岸町、岩手県宮古市の沿岸に新たな漁場が生まれていることを確認。「港に近い漁場なので天候に左右されにくく船を出せる」と指摘する。
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