法隆寺の焼損壁画、11月に公開 CF支援者に、1949年に火災
世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩町)は、1949年の火災で焼損した金堂壁画(国重要文化財)の保存活用に向けた資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。壁画は原則非公開だが支援者には11月に限定公開する。1口1万円で目標額は880万円。
金堂壁画は法隆寺金堂の壁に菩薩や浄土を描いた7世紀末~8世紀初頭の仏教画で、日本の古代仏教壁画の最高峰とされる。49年1月に火災で焼損し、翌50年に文化財保護法が制定されるきっかけとなった。
現在は境内の収蔵庫で保管されている。法隆寺などは専門家らによる委員会をつくり、一般公開する方法を検討しており、今年5月には収蔵庫の改修が必要だとする提言が寺に提出された。
限定公開では一般公開に向けた調査として、庫内に人が入った際の環境変化なども測定する。
支援はCFサイト「READYFOR」で募集し、11月30日まで受け付けている。壁画の公開日は11月3~7日と9~14日で、各日定員は先着80人。CF支援者への限定公開は2021年から実施している。
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