ブラジル「福井村」が60周年 交流続ける元日本語教師の県職員
ブラジルのサンパウロ州にあり、福井県出身の移住者らが暮らす集落「コロニア・ピニャール」(通称・福井村)が開村60周年を迎えた。日本語教師として2年間を過ごし、帰国後も交流を続けてきた福井県職員の谷口あいこさん(39)は8月に現地で開かれた記念式典に出席。「村民は福井出身という意識が強い。そんな村の存在をもっと知ってほしい」と話す。
福井村はブドウや柿などの果樹栽培が盛んな農村だ。日本政府のブラジル移住推進の一環で、1960年代に同県から3世帯14人が入植したのが始まり。現在はブラジル人や他県出身者らを含む約千人が暮らす。
谷口さんは、日本語教育を専攻した愛知県の大学時代に日系人の子どもたちと出会い、海外で教えたいという思いを強くした。福井に帰郷して働いていた25歳のころ、国際協力機構(JICA)が派遣するボランティアの募集要項で福井村の存在を知り、2010~12年、日本語教師として村で暮らした。
村には知事の写真や県の観光ポスターが飾られるほど、村民には「福井人」という意識が強かった。
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