北大が構内にワイン研究拠点開設 温暖化でブドウの適地に
北海道大は28日、構内にワイン教育研究センターを開設した。北海道は気温が低く、ブドウ栽培に向かないとされてきたが、近年は温暖化の影響でワイナリーが増加し、新たな特産品としての期待が高まる。宝金清博学長は記者会見で「道内のワイン産業の要となる施設にしていきたい」と述べた。
センターには成分分析をするラボやワインセラーを設け、研究活動や人材育成を図る。試飲会や勉強会のためのスペースも備えた。将来的には一般客が利用できるカフェを設置し、ワイン愛好家が日常的に交流できる場にする計画だ。
北大は道や産業界とも連携し、世界的な産地を目指す「北海道ワインバレー」構想を進めている。
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