自転車事故死、10~12月最多 早い日没、薄暮に人出増

共同通信 2023年9月14日 16:39
 警視庁による自転車利用者への指導の様子=2022年10月、JR品川駅前
 警視庁による自転車利用者への指導の様子=2022年10月、JR品川駅前

 2018~22年の5年間に、自転車乗用中に交通事故で死亡した人数を四半期ごとで比較すると、10~12月が最も多く、575人に上ることが14日、警察庁への取材で分かった。日の入りが早く視界が悪くなる薄暮が帰宅や買い物などで人出が増える時間帯と重なるためとみられる。全国の警察は21~30日の「秋の全国交通安全運動」で努力義務のヘルメット着用や安全利用を呼びかける。

 警察庁の5年間の統計によると、自転車乗用中の事故死者は、1~3月451人、4~6月470人、7~9月509人だった。日の入り後1時間以内に起きた自転車対歩行者の事故のうち、歩行者が死亡したり重傷を負ったりした件数は、10~12月は79件で、7~9月の28件と比べ2・8倍となっていた。

 警察庁は、自転車利用者も早めにライトを点灯し、反射材を身につけて事故を防ぐとともに、ヘルメットの着用で死亡や重傷となるリスクを減らすよう呼びかけている。

 自転車に乗る際のヘルメットの着用は、4月施行の改正道交法で全年齢の努力義務となった。

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