東京医大不正で賠償増額 高裁、一審判決を変更

共同通信 2023年5月30日 16:48
東京高裁
東京高裁

 東京医科大医学部の不正入試問題を巡り性差別で不合格になったなどとして、元受験生の女性16人が大学側に計約1億1344万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は30日、昨年9月の一審東京地裁判決を変更し、一部の原告の賠償額を増額した。15人に対し計約2084万円の賠償を命じた。

 増田稔裁判長は女性を実質的に減点した得点操作について、一審判決に続き「法の下の平等」を定める憲法14条の趣旨に反すると判断。本来は合格していたか、可能性がありながら不合格となった計4人の慰謝料について、1人当たり100万~150万円とした一審判決から、200万~300万円に増額した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧