国産の生成AI技術開発へ 「富岳」使い、日本語能力向上

共同通信 2023年5月22日 18:37
 スーパーコンピューター「富岳」=神戸市の理化学研究所計算科学研究センター
 スーパーコンピューター「富岳」=神戸市の理化学研究所計算科学研究センター

 東京工業大や東北大などのチームは22日、日本語に対応する能力が高い生成人工知能(AI)の「ひな型」となる技術を開発すると発表した。理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を活用して大量のデータを学習する。本年度中に順次公開し、国内の企業や研究者が自社のサービスや研究のために独自に改良できるようにする。

 生成AIは利用者の指示に応じて文章や画像、音声などを作る。基盤となる技術は「大規模言語モデル」と呼ばれ、米オープンAIの「チャットGPT」などで応用されている。

 海外企業が開発した生成AIは、学習に使っている日本語のデータが限られており、精度には課題がある。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧