火の国サラマンダーズ、NPB2軍戦への参入申請へ 資金確保、球場設備が課題

熊本日日新聞 | 2023年5月18日 08:00

今季の必勝祈願後、集合写真に納まる火の国サラマンダーズの選手ら=3月、熊本市の加藤神社

 日本野球機構(NPB)が新規参入球団を公募しているプロ野球2軍戦について、独立プロ野球の火の国サラマンダーズを運営する「KPB Project」(熊本市)が、参入資金の確保を前提に参加申請する意向を固めたことが17日、分かった。神田康範社長は2月、「熊本の野球を盛り上げ、新球場建設の機運を高めたい」と参入に意欲を示していた。

 関係者によると、参入には加入手数料と参加預かり金が必要で、資金を確保できるかが大きな焦点。また、室内練習場を球場周辺に確保する必要があり、設備面でも課題があるとみられる。

 同社は4月、NPBが東京都内で開いた新規参入球団の公募に関する説明会に出席。公募はすでに始まっており、2024年からの参入を目指す球団が7月末、25年からの参入を目指す球団は8月末が締め切り。同社は24年からの参入を目指しているという。

 火の国サラマンダーズはヤマエグループ九州アジアリーグに所属。創設1季目の2021年からリーグを2連覇中。昨季は、独立リーグ日本一を決めるチャンピオンシップも優勝した。今季は17試合を終え11勝6敗のリーグ首位につけている。(宮﨑達也)

ランキング

イベント情報