マスクで顔を覚えられない 入所の家族と面会できず/メーク手抜きできた 不要な会議が減った <コロナ禍で悪かったこと 良かったこと みんなの意見は?>

熊本日日新聞 2023年5月15日 12:38
マスクが外される直前のくまモン像=2023年5月8日、熊本市中央区
マスクが外される直前のくまモン像=2023年5月8日、熊本市中央区

 新型コロナウイルス感染症の法的な位置付けが、季節性のインフルエンザと同じ5類に移行し、社会を大きく揺さぶった〝コロナ有事〟が終わった。この3年余り、苦しい事が多かったが、中には良い変化も。コロナ禍で悪かったこと、良かったこと、みんなの意見は? 「SNSこちら編集局」に寄せられた声を集めた。


◆不便になった、損をした、悪かったと感じること

◇便利になった、得をした、良かったと思うこと


コロナ禍では「非接触」が注目を集めた。JR博多駅では券売機を改造し、指を近づけるだけで操作できるタッチレス券売機もお目見えした
コロナ禍では「非接触」が注目を集めた。JR博多駅では券売機を改造し、指を近づけるだけで操作できるタッチレス券売機もお目見えした
コロナの流行に合わせて病院などでは面会中止が相次いだ
コロナの流行に合わせて病院などでは面会中止が相次いだ

 ◆マスクは人の顔がしっかり見られないので、顔と名前が覚えづらかった(宇土市、会社員・男、20代)

 ◆子供が出場する予定の大舞台が相次いで中止になったことが残念だった(玉名市、会社員・男、50代)

 ◆仕事で人と会う機会が多いが、マスクをしたままの顔しか見たことがない人はマスクを外したら顔が分からない(合志市・会社員・男、30代)

 ◆仕事中のマスク着用は呼吸がかなり苦しくて夏場などは地獄だった(熊本市、会社員・男、60代)

 ◇マスクの着用でメークの手抜きができるようになった(上天草市、作業員・女、50代)

 ◇マスクで顔が隠れるのですっぴんがあまり気にならない(合志市、事務員・女、40代)

 ◇昼食を車で食べることができるようになった。なんでもコロナを理由にして付き合いを断ることができる(八代市、施設職員・女、40代)

 ◇テレワークが普通になり、オンラインでのミーティングが当たり前になった(熊本県外、エンジニア・男、60代)

 ◆マスクがあたる部分にかぶれができてシミができた(熊本市、パート・女、50代)

 ◆子どものさまざまな経験の機会が減った。成長に合わせた習い事、イベントが受けられなかった(宇城市、事務員・女、40代)

 ◆航空機での移動を控えたので親が亡くなっても熊本に帰省できなかった(熊本県外、エンジニア・男、60代)

 ◆人との交流が減った。親が入院したが、面会もできずに他界したので、悲しすぎる(人吉市、経営者・男、50代)

 ◇不要な集まりや会議が減った。開催しなくても何も問題無いことが証明されたので、今後も開催されなければいいなと思う(天草市、建設業・男、40代)

 ◇軽いぜんそくと花粉症なので、12月から4月ごろはマスクをしていたが目立たなくなった(熊本市、臨床検査技師・女、60代)

 ◇観光地の人が少なくて楽しかった(熊本市、学生・男、20代)

 ◇zoomでオンライン会議ができたり、在宅勤務ができたりするようになった。マスク着用で化粧をしなくてもよくなった(大津町、公務員・女、40代)

 ◆家族の集まりができなかった。母親が入院中、面会禁止だったので日頃の状態が把握できずに病院側からの説明で退院させたが、2週間あまりで自宅で亡くなった。以前のように面会も出来て病棟への出入りが出来ていたら、病院側との情報の共有がもう少しできたのではないか、本人の望む医療が受けさせられたのではないかと後悔した(大津町、主婦、60代)

 ◆友人とのコロナに対する考え方が違い、ぎくしゃくした(熊本市、無職・女、70代)

 ◆人とのコミュニケーションが不足したり、歓送迎会が中止になったりした(熊本市、会社員・男、30代)

 ◆マスク着用でメガネが曇るのが不便。マスク焼けも気になる(天草市、会社員・男、40代)

 ◇忘年会などの会食が減り、気乗りしないときもコロナを理由に断りやすかったので気が楽だった(阿蘇市、会社員・女、40代)

 ◇スマートフォンでのキャッシュレス決済を利用するようになり、さまざまな支払い方法が可能になり、便利になった(天草市、会社員・女、50代)

 ◇マスクを着用し手指消毒のおかげで、インフルエンザにかからなかった。風邪もひかなかった(人吉市、会社員・男、50代)

 ◇アルコール消毒の設置が増え、ショッピングカートやかごが消毒されるようになった。これまでは全て自分でするしかなかったし、店舗入り口にアルコールがあっても使用する人はほとんどおらず、空でも補充されていないことが多々あった(熊本市、パート・女、40代)

 ◆立ち会い出産ができなくて1人で出産せざるを得ず心細かった(人吉市、飲食業・女、30代)

 ◆表情が読めず、コミュニケーションが取りにくい(益城町、会社役員・男、40代)

 ◆長女が高校3年生のときは、ほとんどの行事が中止になってかわいそうに感じた。長男は体育大会前に新型コロナウイルスに感染して陽性となってしまい、参加できずかわいそうだった(熊本市、会社員・男、40代)

 ◆体育祭、文化祭など子どもの行事が軒並み中止で残念だった。外出の際、常にマスクをしていて肌荒れがひどくなったが、人の目があるのでせざるを得なかった(阿蘇市、会社員・女、40代)

 ◇マスクを着用しても違和感がなかった。以前だとマスク=病人と言うイメージだった(熊本市、保育士・女、60代)

 ◇職場の飲み会がなくなったこと。支出の削減につながる(熊本市、公務員・女、50代)

 ◇運動会が午前開催で何の問題もないと感じた(八代市、会社員・男、40代)

コロナ禍で広がった「非接触」。熊本市内の飲食店では、客がスマートフォンでQRコードを読み取り注文するシステムも
コロナ禍で広がった「非接触」。熊本市内の飲食店では、客がスマートフォンでQRコードを読み取り注文するシステムも
コロナ禍で広まったオンライン。写真はオンラインのインターンで会社案内をする企業の人事担当者
コロナ禍で広まったオンライン。写真はオンラインのインターンで会社案内をする企業の人事担当者
オンラインによる国際交流も活発化した
オンラインによる国際交流も活発化した

 ◇運動会などの行事が午前中に短縮されたこと。行事そのものは体験として大切にしたいが、保護者の負担もあるので短縮は歓迎。リモート授業やリモートワークも浸透した。近年、さまざまな事情があるので学びや働き方が多様化していくことは良いと思う(熊本市、主婦、40代)

 ◆口元が隠されているので表情を読み取れない子どもがいる。マスクを外した顔を見てないので、外した顔を見ても、誰か分からない事があった。口元を動かさないため発音がはっきりしない人がいる(熊本市、保育士・女、50代)

 ◆気軽に出かけたり、人と接触できなくなった。子どもにもいろいろと我慢させてしまい、その影響が心配(熊本市、パート・女、40代)

 ◆子どもたちがマスクを外せなくなっていること(熊本市、サービス業・女、40代)

 ◆息子の部活の試合が無観客試合になり、現地で応援ができなかったこと、動画配信だったことが一番辛かった(熊本市、事務員・女、50代)

 ◇研修会がオンラインで実施されることになり、時間の制限が緩和され、多くの人数が受けることができるようになった。頻繁にあった職場での飲み会がなくなった。お酒を飲めない者としては出費がきつい(益城町、会社員・女、40代)

 ◇宅配業者の宅配ボックスの使用が広がった。研修がオンラインになり、会場に出向く時間がなくなり、好きな時間に研修を受けられるようになった(熊本市、保育士・女、50代)

 ◇オンライン会議ツールが浸透し、海外の人とも気軽に交流できるようになった(熊本県外、自営業・女、60代)

 ◇学校の親が出席するような行事やPTA活動が短縮された(熊本市、パート・女、40代)

 ◆会合や会食の機会が減り交流が希薄になった(山江村、公務員・女、50代)

 ◆趣味の旅行やコンサートに行けなかった。直前で中止になって悲しい思いをした(熊本市、サービス業・女、40代)

 ◆休校などで学校の行事を中止した。子供たちにとっての貴重な機会、思い出作りの場が失われた。親も子どもの成長や楽しんでいる姿、頑張っている姿を見られる機会をなくした。対策をして行事はしてほしかった(合志市、介護士・女、40代)

 ◇テイクアウトができる店が増えて、子連れで行きにくい店の料理が楽しめるようになった。インドア派だが、おうち時間を充実させるアイテムも増え、より快適に過ごせるようになった(熊本市、薬剤師・女、30代)

 ◇化粧しないですむこと。コロナのせいにして気乗りしない行事を断ることができる(菊陽町、主婦、50代)

 ◇マスクを着用しているので、化粧をしなくてすむ。その分、睡眠時間がとれ、化粧代もかからなかったのがよかった(熊本市、主婦、30代)

 ◇マスクで口元を隠せるので化粧をせずにすむ。学校行事も減ったので負担が少なくなった(熊本市、事務員・女、30代)

 ◆大学生の子どもがオンライン授業ばかりで、学費とアパートの家賃がとてももったいなかった(八代市、主婦、50代)

 ◆対面での交流の機会が減少した(嘉島町、大学職員・女、30代)

 ◆コンサートやライブが少なくなったことと声が出せなくなったこと。不完全燃焼(熊本市、事務員・女、50代)

 ◆業種的に行動制限が厳しく、自宅や職場近辺しか出かけられなかったうえ、外食も全くできなかった。周囲の人が外食や旅行に出かけたことを話しているのを聞くと、本当に損している気持ちだった。子どもたちにすごく我慢をさせてしまっていると申し訳なく感じていた(氷川町、医療職・女、40代)

 ◇花粉症でマスクをしていても目立たない(熊本市、看護師・女。50代)

 ◇手洗いうがいをちゃんとするようになったので風邪をひかなくなった(熊本市、公務員・男、50代)

 ◇リモートが急激に広まり、研修などもわざわざ遠くに行かなくても自宅で受けられるようになった。公的な申請などの電子化も進み、仕事しながら子育てをしている世代や小さい子を抱えている世代にはとても助かるようになった(菊陽町、保育関係・女、30代)

 ◇授業がオンデマンドで好きな時間に受講して復習できるようになった(熊本市、大学生・女、20代)

 ◇非接触型の支払いができるところが増えた(熊本市、公務員・女、40代)

 ◆老健施設に入居している家族に会える機会が減り、会えても時間制限やマスク着用が必須。体に触れることすらできない。その間にどんどん認知症が進んでいる。コロナ禍じゃなければ、もっと会って、優しく体に触れられたのに(熊本市、サービス業・女、50代)

 ◆子どもの学校行事が全て縮小や中止になった。感受性豊かな成長期の貴重な年月を無理やり奪われた子どもたちがかわいそう。大人はお店や会社で普通に会話して食事をしているのに、学校では黙食を強要するなど、さまざまな不条理が子どもに向けられた(益城町、製造業パート・女、50代)

 ◆飲食店の売り上げが激減した(熊本市、自営業手伝い・女、70歳以上)

 ◆子どもの習い事や部活で人数制限があり、子どもの試合で成長が見られず残念な思いだった。試合や練習中止が相次ぎ大事な成長過程で不便だった。学校での行事も削減されて、かわいそうだった(熊本市、会社員・女、40代)

 ◇衛生意識が格段に向上した。人生でこんなに手洗いした記憶がない(熊本県外、会社員・男、60代)

 ◇化粧を手抜きできる。(熊本市、主婦、30代)

 ◇オンライン会議の普及。年配の人でも頑張ってzoomを使えるようになった。家族の時間を大事にするようになった。年末の恒例行事がコロナで中止になったおかげで家族で過ごすことができた。その後ずっとそうしている(八代市、主婦、50代)

 ◇家族で過ごす時間が増え、結びつきが強くなり、家族で過ごすことに喜びを感じるようになった。小学校行事や参観もzoom配信がスムーズに行われるので、行けなくても安心してzoom参加できる(熊本市、パート・女、40代)

 ◇無精ひげがあまり目立たない(菊池市、農業・男、50代)

 ◆大学に入学した時が流行し始めた時で、入学式もなくそれから後もずっとオンライン授業。飲み会もしたことがなく、サークル活動もできず、思い描いていた大学生活を送れないま4年生になってしまった。就職活動をしていると、真面目に自粛している人が損しているような気がする。(熊本県外、大学生・女、20代)

 ◇オンライン研修でさまざまな研修を受けることができた(合志市、保育士・女、30代)

 ◇酒を飲む機会が減って体調を維持できた(人吉市、無職・男、70歳以上)

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「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

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