マスク緩和の選挙、距離感手探り 熊本県議選・市議選 自ら握手の候補、感染防止で着用も
![マスクを外してマイクを握り、買い物客らに支持を訴える熊本市議選の候補者=2日午後2時40分ごろ、同市(鹿本成人)](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2023-04/IP230402TAN000074000_04.jpg?itok=FSS79ixb)
熊本県議選と熊本市議選の期間中、唯一の日曜日となった2日、県内は好天に恵まれ、候補者は花見客でにぎわう公園や商店街を駆け回り支持を訴えた。新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールが3月に緩和されて初めて迎えた大型選挙。マスクなしでの握手に積極的な候補がいる一方、「脱マスク」に慎重な候補も。各陣営は有権者との間合いの取り方に腐心している。
市議選東区の無所属新人は、マスクを外して遊説。桜木公園では顔なじみの花見の輪に入り、笑顔で握手を求めた。この新人は「相手が高齢者やエッセンシャルワーカーなら別だが、基本はマスクなし。顔を覚えてもらうことが大事」と強調した。市議選中央区の参政党新人はマスクなし、手袋着用で支持者と握手を交わした。
南区の平成中央公園を訪れた県議選の立憲民主党現職も、マスクなしで花見客に選挙ビラを手渡した。感染拡大期で〝自粛〟ムード一色だった2020年3月の知事選支援を経験しており、「これまでは『3密』回避が最優先で、(拳を突き合わせる)グータッチすらはばかられた。有権者の意識も変わってきたと思う」。
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