マスク緩和の選挙、距離感手探り 熊本県議選・市議選 自ら握手の候補、感染防止で着用も

熊本日日新聞 2023年4月2日 20:31
マスクを外してマイクを握り、買い物客らに支持を訴える熊本市議選の候補者=2日午後2時40分ごろ、同市(鹿本成人)
マスクを外してマイクを握り、買い物客らに支持を訴える熊本市議選の候補者=2日午後2時40分ごろ、同市(鹿本成人)

 熊本県議選と熊本市議選の期間中、唯一の日曜日となった2日、県内は好天に恵まれ、候補者は花見客でにぎわう公園や商店街を駆け回り支持を訴えた。新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールが3月に緩和されて初めて迎えた大型選挙。マスクなしでの握手に積極的な候補がいる一方、「脱マスク」に慎重な候補も。各陣営は有権者との間合いの取り方に腐心している。

 市議選東区の無所属新人は、マスクを外して遊説。桜木公園では顔なじみの花見の輪に入り、笑顔で握手を求めた。この新人は「相手が高齢者やエッセンシャルワーカーなら別だが、基本はマスクなし。顔を覚えてもらうことが大事」と強調した。市議選中央区の参政党新人はマスクなし、手袋着用で支持者と握手を交わした。

 南区の平成中央公園を訪れた県議選の立憲民主党現職も、マスクなしで花見客に選挙ビラを手渡した。感染拡大期で〝自粛〟ムード一色だった2020年3月の知事選支援を経験しており、「これまでは『3密』回避が最優先で、(拳を突き合わせる)グータッチすらはばかられた。有権者の意識も変わってきたと思う」。

残り 428字(全文 898字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
選挙熊本