都道府県版ジェンダー・ギャップ指数
ジェンダーギャップ指数とは、男女格差の状況を数値で示したものです。スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表しています。日本は2022年、146か国中116位と世界最低レベルです。G7各国と比べても格差解消が遅れています。
「地域からジェンダー平等研究会」は、地域ごとに男女格差の特色を浮かび上がらせて、各地域から日本のジェンダー平等を実現することを目的に、都道府県別の指数を作成しました。WEFが発表する指数4分野「政治」健康」「教育」「経済」のうち、都道府県格差の少ない「健康」は住民に身近な「行政」に置き換えています。
重要なのは数値の改善だけでなく、指標をきっかけに、格差解消につながるよう職場や社会の意識を変えることです。男女格差(ジェンダー・ギャップ)が解消されることは、誰もが生きやすい、取り残されない社会の実現につながります。まずは知ること、広めることから始めてみませんか。
指数算出には、4分野について都道府県別・男女別のデータがある統計から30項目を選びました。監修は三浦まり・上智大教授(ジェンダー論)、統計処理は竹内明香・上智大准教授(統計経済学)が担当しました。