ミューイ天文台、当面休館 上天草市 管理人確保できず

熊本日日新聞 | 2021年04月01日 11:00

4月1日から当面の間、休館となるミューイ天文台=上天草市

 熊本県上天草市は、龍ケ岳町のミューイ天文台を4月1日から当面の間、休館する。2021年度からの指定管理者に応募がなく、市直営に切り替えて募集した管理人兼解説員も確保できなかったため。

 同天文台は、旧龍ケ岳町が龍ケ岳(469メートル)山頂に建設、1990年7月にオープンした。口径50センチのカセグレン式反射望遠鏡と、口径15センチの屈折式望遠鏡を備え、映像ホールなどもある。

 市によると、同天文台は2011~20年度、地元のNPO法人が指定管理者を担った。21年度から5年間の指定管理者を募集したが、応募がなかったため、市は21年度は直営に変更。管理人兼解説員1人を1年間限定の会計年度任用職員として2月に募集したが、こちらも応募がなかった。

 市は近く管理人を再募集し、採用が決まれば直ちに再開する考え。再開すれば、開館時間を午後1~6時に短縮し、天体観測など同6時以降の利用は予約制とするという。今秋をめどに、22年度以降の指定管理者を公募する方針。

 一括して管理運営していた龍ケ岳山頂キャンプ場は、予約受け付け業務を天草四郎観光協会に委託した上で利用の受け入れを継続する。

 同天文台の年間入館者数は約1300~1500人で推移していたが、新型コロナウイルスの影響で20年度は大幅減の見込み。

 市観光おもてなし課は「コロナ禍での管理運営や天文台という専門性ある業務のハードルが、応募がなかった要因ではないか。休館は残念」としている。(松冨浩之)

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