職人技を生かす! 熊本県産材でユニットハウス 壱工芸社(御船町)が新事業

熊本日日新聞 | 2023年1月23日 09:12

壱工芸社が県産材で製作するユニットハウスと宮本一文社長(左)=御船町

 熊本県御船町高木の家具製造「壱工芸社」が、県産材を使った木造ユニットハウスの製作を始めた。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ業績を回復させようと、職人7人の小さな会社が技術力を生かして新規事業に挑む。

 同社は宮本一文社長(64)=熊本市=が2009年に創業し、量販店や学校、オフィス向けの木工家具や備品を手がけてきた。熊本地震で工場が被害を受け、ようやく持ち直したところに、コロナ禍で受注が大幅に減ったという。

 工場で製造しやすいため、ユニットハウスの製作を決めた。国の事業再構築補助金を活用し、木材パネルや柱を切り出す機械を導入。敷地内にモデルハウスを2棟建てた。

 約10平方メートルで室内は木の香りやぬくもりが感じられる。柱の高さは3メートルだが、天井板がないため開放感がある。勉強や趣味用の部屋、サウナでの利用を想定。パネルの組み合わせ次第で、大きさやレイアウトを変えられる自由さが特徴という。

 大手住宅メーカーもユニットハウスを販売しているが、宮本社長は「木材は全て地元のスギを使っており地産地消に貢献している。職人の技術を生かし、端材から家具を作ることもできる」とアピールする。

 価格は約300万円から。モデルハウス見学は随時受け付けている。同社☎096(282)4711。(河北英之)

壱工芸社が県産材で製作するユニットハウスの室内と宮本一文社長(左)。木の香りとぬくもりが感じられる=御船町

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