阿蘇山上神社で例祭 中岳の火山活動の静穏祈願

熊本日日新聞 | 2022年6月10日 14:00

大麻を振り、切麻をまいて火山活動の静穏や登山者の安全を祈願する阿蘇神社の神職=10日午前、阿蘇市

 熊本県阿蘇市黒川の阿蘇山上神社で10日、阿蘇中岳の火山活動の静穏などを祈願する例祭があった。

 4月に中岳の噴火警戒レベルが1(活火山に留意)に下がったが、昨年10月の中規模噴火の影響で火口から約1キロ以内の立ち入り規制は継続。御幣[ごへい]3本を神にささげる「奉幣の儀」では通常、火口へ御幣を投げ入れるが、今年は火口から約1キロ離れた山上神社に納める形をとった。

 神職が蛇腹と呼ばれる岩の近辺で大麻[おおぬさ]を振り、切麻[きりぬさ]をまいて、登山者の安全も祈願した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、観光業者らの参列は見送り、阿蘇神社の神職と氏子代表のみで執り行った。

 阿蘇神社の阿蘇惟邑[これくに]宮司は「火口への立ち入り規制やコロナ禍で観光客が減っている。規制が解除されて多くの観光客が火口に上がり、阿蘇全体が活性化するよう祈りを込めた」と話した。(植山茂)

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