市民の熱意、看板役者呼応 〝宝〟守る経験と知恵【若旦那の光跡 坂東玉三郎八千代座公演30年】②

熊本日日新聞 2022年5月25日 19:30
地元関係者との懇親会に出席した坂東玉三郎さん(中央)。右は当時の公演実行委員長の戸澤栄二さん=1992年、山鹿市の八千代座(荒川健一さん撮影、公演実行委提供)

 30年前のモノクロ写真で、当時42歳の坂東玉三郎さんがほほ笑んでいる。八千代座で行われた地元関係者との懇親会の様子を写した1枚。歌舞伎界のトップスターが市民との交流を重ねてきた証しでもある。  山鹿の風物詩となった公演。主役を引き寄せた...

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