10年前の化石クリーニング、世界的発見に貢献 御船町恐竜博物館 米研究チーム発表「恐竜にも呼吸器感染症」

熊本日日新聞 2022年3月6日 18:25
御船町恐竜博物館にあるモンタナ州で発掘された草食恐竜化石のレプリカ標本。2012年に杉田美春さん(手前左)と古閑公裕さん(同右)、富田優司さん(後方左)が化石のクリーニング作業を担った。右上は主任学芸員の池上直樹さん(小野宏明)

 ジュラ紀後期(1億5千万年前)の若い草食恐竜の化石から、呼吸器感染症にかかったとみられる痕跡が初めて見つかったと、米の研究チームが2月に発表した。実は、この化石を大きな岩石から取り出すクリーニング作業を担ったのは、熊本県の御船町恐竜博物館...

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