ナイス〝マッチョ〟です! 熊本市の藤本さん 理想の体形追求、世界大会2位

熊本日日新聞 | 2021年12月23日 11:29

フィジークの世界大会で2位になった藤本智久さん=米ラスベガス(本人提供)

 分厚い胸板から逆三角形状に連なって深く刻まれた腹筋、メロンのように丸く発達した肩、山脈のごとき背中-。パーソナルトレーナーの藤本智久さん(31)=熊本市西区=は11月末、アメリカ・ラスベガスで開かれたフィジーク競技の世界大会で2位に輝いた。世界で活躍する“マッチョ”は、理想の体形を手に入れる「ボディーメーク」の普及を目指し、自身の肉体に磨きをかけ続ける。

 藤本さんは、サッカーやバドミントンに取り組んだ学生時代もほとんど筋力トレーニングの経験はなかった。転機は「黒歴史です」と振り返る大学卒業後の無職期間。2016年の熊本地震の後、何げなく始めたのが筋トレだった。

 「続けていくと体が変化するのが楽しかった。体を動かすのも好きだったので自分に合っている」と翌年、市内の大手フィットネスジムでトレーナーとして働き始めた。その後もトレーニングを続け、19年夏に「ビーチで一番かっこいい体」を目指すフィジーク競技を開始。20年秋、2度目の大会挑戦となるANNBBF(全日本ナチュラルボディビルディング連盟)の大会で全国優勝した。

 今年11月、世界25カ国以上から男女約270人が参加した世界団体WNBFの大会には8カ月間で15キロ減量して臨んだ。カロリー消費を少しでも増やそうと移動は自転車に切り替え、大会前には体脂肪率5%を切るほど猛烈に絞り込んだ。

 藤本さんが参加したアマチュア部門の身長別階級には約20人が参加。時差ぼけや食事制限の難しさもありながら見事2位に。「世界でも戦える手応えはあった。それまでの成果を数分間のステージで披露できるのが競技の面白さ。結果には満足している」と話す。

 ボディービル競技で活躍するトレーニング仲間の武道敬士[ぶどうゆきと]さん(42)=熊本市北区=は「年々体は仕上り、フィジークでは間違いなく国内トップクラス。外国人相手にも戦えていたので、これからも活躍するはず」と期待する。

 トレーナーとして活躍する藤本さんは「体形に悩みを持つ人は多い。過度な食事制限で劇的な変化を売りにする大手ジムもあるが、健康的ではない。一生涯にわたって通用する考え方を多くの人に伝えていきたい」と白い歯をのぞかせた。(西國祥太)

(本人提供)

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