一瞬を切り取った力作ずらり 熊日写真展、県立美術館分館で開幕

熊本日日新聞 | 2021年11月23日 11:13

第62回熊日写真展の作品展が始まり、力作に見入る来館者たち=23日午前、熊本市中央区の県立美術館分館(小野宏明)

 第62回熊日写真展が23日、熊本市中央区の県立美術館分館で開幕した。四季折々の風景や、人物や動物の魅力的な表情を収めた力作が並ぶ。28日まで。

 「熊日賞の部」と、入賞・入選歴のない人が対象の「新人の部」に計1063点が寄せられ、入賞・入選した109点を展示。審査員で日本写真家協会会員の大石芳野さん(東京)と招待者8人も出品している。

 グランプリの熊日賞に選ばれた釣出[つりだし]満彦さん(上天草市)の「復興を願う希望の虹」は、昨年の7月豪雨で被災した国宝・青井阿蘇神社(人吉市)の禊[みそぎ]橋の上に虹が二重にかかる光景を捉えた。求愛するムツゴロウや目に涙をためた幼子、紅葉が映り込んだ清流など、一瞬を逃さずに切り取った作品が目を引く。

 来場していた入賞者の片桐宏子さん(69)=八代市=は「作品には撮影者の主張や世界観、人柄が出ている。鑑賞は構図やアングルの勉強になり、モチベーションにつながる」と話していた。(魚住有佳)

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