”スマホ最多” 熊本地震5年「役に立った物」S編アンケート 

熊本日日新聞 | 2021年04月12日 15:17

2016年4月19日、益城町の避難所で携帯電話の充電をする人たち。地震後の生活では、携帯電話が必需品となっていた(横井誠)

 熊本地震から5年を迎えるのを機に、熊日「SNSこちら編集局」(S編)は公式LINEのアンケートで、地震当時の生活で役に立った物について聞いた。身を守るための防災用品に加え、ぬいぐるみやいつも使っている毛布など、種類は100品目以上に上った。災害時をイメージして、自分にとっての必需品を確認しておきたい。

 1~4日に実施したアンケートで、この設問には約700人が回答。うち、最多の221人が挙げたのが「携帯電話・スマートフォン」。会員制交流サイト(SNS)での情報収集や安否確認だけでなく、ラジオやテレビ、懐中電灯代わりと万能で、「全国の友人からの安否確認、励ましに救われた」(60代男性、山都町)など、精神的な安定剤にもなっていた。

 次点は「ラジオ」で、地震速報などを即座に確認できる上、「子どもがテレビの震災の映像を怖がったが、ラジオの音楽で寝付けた」(40代女性、益城町)など、音声ならではのメリットを挙げる人もいた。

 「水」「自家用車」「懐中電灯」「カセットこんろ」「食料」「充電器」などの“定番”と並び、約30人が「キャンプ・アウトドア用品」を挙げた。自然の中で使う道具は「熱源、テント、椅子など避難生活で全て役に立った」(50代女性、熊本市)。

   ◇   ◇   

 心を落ち着かせるアイテムも欠かせない。「いつもの毛布があるだけでリラックスできた」(20代男性、熊本市)、「毎日届く新聞を見ると安心した」(30代女性、玉名市)など、日常を思い出す物は安心感につながっていた。お気に入りのぬいぐるみや絵本、お菓子などは大人にも子どもにも癒やしになっていた。

 約80人は、物以上に「家族・友人」や「ペット」の存在を挙げた。「一緒にいられるだけで安心した」(30代女性、熊本市)、「愛犬とまた一緒に暮らしたいと頑張れた」(40代女性、西原村)などの声が多く、かけがえのない存在は生活再建の支えとなっていた。(平澤碧惟)

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