負傷ロシア兵が北朝鮮で療養 戦死者の子供も受け入れ

共同通信 2025年2月11日 07:31
 演説するロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使(奥)=2024年12月(朝鮮通信=共同)
 演説するロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使(奥)=2024年12月(朝鮮通信=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使は、ウクライナ侵攻で負傷したロシア兵数百人が北朝鮮の療養所や病院でリハビリを受けたと述べた。政府機関紙ロシア新聞電子版が9日に報じたインタビューで語った。戦闘現場から遠く離れた北朝鮮でロシア兵が療養している実態が明らかになったのは初めて。

 ロシアへの兵士派遣だけでなく、負傷したロシア兵も受け入れる侵攻への協力は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の強い意向に基づいているとみられる。

 マツェゴラ氏は、北朝鮮が昨年夏、侵攻に参加して死亡したロシア兵の子供を日本海沿岸にある子供用の休暇施設で受け入れたと語った。治療や食事など、北朝鮮での費用は完全に無料だったとし、ロシア側が費用の一部負担を申し出たところ、北朝鮮側が立腹し、二度とそのような申し出をしないように求めてきたとも明らかにした。

 ロシアと北朝鮮は昨年、包括的戦略パートナーシップ条約に調印し、軍事協力だけでなく観光や文化など多分野での協力を深めている。

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