日米「黄金時代築く」 首相、トランプ氏初会談
![ホワイトハウスでトランプ米大統領(奥左)の出迎えを受ける石破首相=7日、ワシントン(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025020701002084.-.-.CI0003.jpg)
【ワシントン共同】石破茂首相は7日午前(日本時間8日未明)、米首都ワシントンのホワイトハウスでトランプ大統領と初めて会談した。日米両政府は「日米関係の黄金時代を築く」との表現を盛り込んだ共同声明を発表する方向で調整している。対日貿易赤字が議題となる見通しで、首相は対米投資など経済関係を説明。個人的な信頼関係を構築し、日米同盟の深化を目指す。防衛装備の協力に加え、覇権主義的な動きを強める中国への対応について協議する。
終了後、共同記者会見を開く。トランプ氏が第2次政権発足後、外国首脳と対面で会談するのはイスラエルのネタニヤフ首相に次ぎ、2人目。トランプ氏は1月20日の就任演説で「黄金時代」という文言を使って米国の立て直しを訴えた。
会談では、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、日米同盟をさらなる高みに引き上げる方針を確認。沖縄県・尖閣諸島に、米国による防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条を適用することを改めて申し合わせる方向だ。サイバーや宇宙分野の連携強化に関しても意見を交わす。