ホンダ、EV一本化ライン稼働へ 米中西部の工場、市場に柔軟対応

共同通信 2025年2月2日 20:00
 電気自動車を含む混流生産ライン稼働へ向け、改修が続くホンダのメアリズビル工場=1月29日、米中西部オハイオ州(共同)
 電気自動車を含む混流生産ライン稼働へ向け、改修が続くホンダのメアリズビル工場=1月29日、米中西部オハイオ州(共同)

 ホンダは米中西部オハイオ州のメアリズビル工場で、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)、ガソリン車を一つのラインで組み立てる新たな生産体制を整備する。初の自社開発EVの生産を始める2025年末に合わせ、本格稼働する。EV市場拡大が想定よりも鈍る中、従来車と一本化した生産ラインを確立し、需要に合わせた柔軟な体制構築を目指す。

 改修中のメアリズビル工場を2日までに報道陣に公開した。同工場では1年ほど前に2本あった生産ラインを1本に統合。現在、HVとガソリン車を同一ラインで運用しており、25年末にEVを加える。投資額はオハイオ州の他の工場と合わせて10億ドル(約1550億円)を超えるという。

 25年末に高級車ブランド「アキュラ」のスポーツタイプ多目的車(SUV)型EV「RSX」の生産を開始。26年から展開するEVシリーズ「Honda 0(ゼロ)」の2車種を追加する。

 複数タイプの車を同一ラインで運用する生産方式は「混流生産ライン」と呼ばれる。市場動向に合わせ、売れ筋を増やす運用が可能になる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧