米志願兵ら20人超不明に ウクライナ、身元確認難航
【キーウ共同】米CNNテレビは30日、ロシアによる侵攻を巡り、ウクライナ軍に入隊した志願兵ら米国人20人以上が前線で行方不明になっていると報じた。死亡したとの情報があったとしても、ロシア側からすぐに遺体が返還されないなど身元確認が難航するケースが相次いでいるとした。
侵攻で犠牲になった外国人の遺族を支援する米財団によると、死亡または行方不明になった18カ国88人の身元などを調査しており、半数が米国人という。ロシア側の交流サイト(SNS)で遺体の画像が遺族の住所と共に共有され、遺族が苦しむこともあるという。
一方、ウクライナ北東部スムイでは29日夜から30日未明、イラン製無人機「シャヘド」による集合住宅への攻撃があり、検察当局によると9人が死亡、14人が負傷した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、救助隊が負傷者らを搬送する動画をSNSに投稿し「非道なロシアによる犯罪だ」と訴えた。