ロシア、交渉望むなら責任者用意 2月で開始3年のウクライナ侵攻

共同通信 2025年1月29日 08:41
 28日、ロシア中部トリヤッチで記者の質問に答えるプーチン大統領(左)(パベル・ザルビン記者の通信アプリから、共同)
 28日、ロシア中部トリヤッチで記者の質問に答えるプーチン大統領(左)(パベル・ザルビン記者の通信アプリから、共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は28日、来月で開始から3年になるウクライナ侵攻で、ゼレンスキー大統領が交渉を望むのであればロシア側は責任者を用意すると述べた。一方でゼレンスキー氏について任期が切れた「非合法な」大統領だと改めて主張し、交渉しても文書に署名する権限はないと主張した。ロシア国営放送の取材に答えた。

 ウクライナの大統領任期は5年で、2019年5月20日に就任したゼレンスキー氏の任期は昨年5月20日までだった。戒厳令下での選挙が禁じられているため、大統領選は実施されていない。プーチン氏は、ウクライナにはロシアとの交渉を禁じる法律があると指摘。この法律をゼレンスキー氏は廃止できないが、任期が切れた大統領から権限の委譲を受けた最高会議(国会)議長はできると主張した。

 プーチン氏は今月28日、ロシア中部トリヤッチで無人航空機の開発に関する会合を開き、今後10年間で48前後の無人機開発センターをつくる計画だと表明した。既に15のセンターがあるという。

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