警官初ユーチューバー、2年たち お堅い仕事、もっと身近に感じて

共同通信 2025年1月29日 04:24
 動画「メトポリ」で、警察犬「エース」の成長を紹介する警視庁の吉田直矢さん(右)。左は当時の鑑識課の担当者(警視庁提供)
 動画「メトポリ」で、警察犬「エース」の成長を紹介する警視庁の吉田直矢さん(右)。左は当時の鑑識課の担当者(警視庁提供)

 警察の「お堅い」イメージを取り払い、身近な存在に―。警視庁の広報課員が警察官初のユーチューバーとして業務を紹介する動画「メトポリ」が、投稿開始から2年以上がたった。徐々に知名度が高まり、新入り警察犬の成長を追った特集の再生回数は70万回以上。警察無線の維持管理を担う東京都警察情報通信部(都通)とのコラボなど、普段はなじみの薄い仕事の裏側が学べると好評だ。

 投稿動画は70本ほどに上り、総再生数は200万回を超えた。「遺失物センターに潜入してみた」「騎馬隊のお仕事見に行ってみた」などのタイトルが並ぶ。

 最初は障害物を跳び越すこともできなかった新入り警察犬「エース」の特集は、鑑識課員と訓練を重ね試験合格をつかむまでの姿を動画に収めた。担当者の異動に伴い、両者が離れ離れになる回は感動を呼んだ。

 都通を巡る回では、警視庁本部庁舎の屋上にあるアンテナ施設や地下のほか、警察職員同士が内線で連絡を取り合う「警察電話」の配線設備などを公開。裏方として支える技術職員の仕事の一端を伝えた。

 今後は、普段はなかなかお目にかかれない災害現場で活躍する警察車両などを主役にした新シリーズも企画している。

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