立民「政権交代へ全力」 活動案判明、党大会で決定
立憲民主党の2025年度活動計画の原案が27日、判明した。昨年の衆院選での与党過半数割れを踏まえ「政権交代の実現に向け全力を注ぐ」と強調。夏の参院選の勝利に加え「いつ行われてもおかしくない衆院解散・総選挙の勝利を全ての党活動の目標に据える」とした。党内議論を経て、2月24日の党大会で正式決定する。複数の党関係者が明らかにした。
夏の参院選に関し、与党の改選過半数割れを目指すと明記。その上で「参院全体としての与党過半数割れに向けて勢いをつける」と定めた。少数与党による不安定な国会運営が続くことを念頭に、早期の衆院選に対応できるよう空白区への候補者擁立を進める。参院選に先立つ6月の東京都議選でも擁立拡大と議席増を目指すとした。
自民党派閥裏金事件について「国民の政治不信は限界に達している」と指摘。政治への信頼を取り戻すためには「政権交代を成し遂げる以外に道はない」と記した。事件の真相解明と企業・団体献金の禁止も掲げた。