高2自殺で「不適切対応」と認定 千葉、悩み訴えるアンケート放置

共同通信 2025年1月22日 22:01
 記者会見で頭を下げる千葉県教育委員会の冨塚昌子教育長(左)ら=22日午後、千葉県庁
 記者会見で頭を下げる千葉県教育委員会の冨塚昌子教育長(左)ら=22日午後、千葉県庁

 千葉県教育委員会は22日、県立高で2023年10月に2年生の女子生徒=当時(16)=が自殺し、外部の有識者らによる調査で、授業に関する悩みを訴えた女子生徒のアンケートの回答を放置するなど、不適切な対応が重なったことが要因と認定されたと発表した。同日、男性教諭2人と、監督責任がある当時の校長と教頭を、減給の懲戒処分とした。

 アンケート結果は適切に共有されず、教頭と校長は把握していなかった。

 弁護士らでつくる第三者委員会が調査。教諭らの意識の低さなどが相まって自殺につながったと指摘した。再発防止策として、アンケートを踏まえて複数の教諭で面接し、結果を残すことなどを検討するよう求めた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧