海自射撃場火災で調査委設置 「大変申し訳ない」と防衛相
広島県江田島市の海上自衛隊射撃場の敷地内で起きた火災に関し、中谷元・防衛相は21日の閣議後記者会見で、海自佐世保地方総監部(長崎県佐世保市)に事故調査委員会を設置して原因を調べると明らかにした。「自衛隊の射撃場が火元となり、周辺住民の皆さまに多大なご迷惑をかけた。大変申し訳ない」と陳謝した。
火災は17日午前9時半ごろ、海自第1術科学校の長浜射撃場の敷地内で発生し、20日午後3時ごろ鎮火した。付近の特別養護老人ホームの利用者や住民が一時避難した。
海自によると、射撃場では当時、第43掃海隊(山口県下関市)が機雷の爆破処理を想定し、少量の爆発物を使った訓練をしていた。