米大統領就任前に祝意 プーチン氏
【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は20日、米国のトランプ次期大統領や新政権のチームがロシアと直接的な接触を回復させたいと発言していることを歓迎するとし、就任式に先立ちトランプ氏に祝意を示した。安全保障会議で語った。冷戦終結後最悪に陥っている米国との関係改善に向けて強いシグナルを送った形。
プーチン氏は、トランプ氏は第3次世界大戦を許してはならないと発言していると述べ「われわれは無条件でそのような考えを歓迎し、大統領の就任を祝福する」と表明した。
プーチン氏は新政権とはウクライナ侵攻を巡る対話にもオープンだと改めて強調。「最も重要なのは危機の根本的な原因を除去することだ」と主張し、問題の解決は短期的な停戦や再軍備のための小休止であってはならず、この地域に住む全ての人々の利益に基づいた長期的な平和であるべきだと強調した。