氷点下の米首都、支持者熱気 トランプ氏「新たな日が始まる」
【ワシントン共同】一時氷点下まで冷え込んだ19日の米首都ワシントン。トランプ新大統領就任を翌日に控え、2万人を収容可能な集会会場と周辺は、全米各地から集結した支持者の熱気に包まれた。「新たな日が始まる」「米国の繁栄と尊厳を取り戻す」。復権するトランプ氏の言葉に、共和党シンボルカラーの赤で染まった会場が沸いた。
盟友ぶりが板についた実業家イーロン・マスク氏も登壇し「重要なのは実際に大きな変化を起こし、米国が強くあるための基盤を築くことだ」と訴えた。
雪が舞う中、会場周辺には集会の数時間前から長蛇の列ができた。トランプ氏が第47代大統領になることから、観衆は「47」と記したプラカードを掲げた。トランプ氏はヒット曲「YMCA」に合わせ、左右の拳を握って腰を揺らす「トランプダンス」で集会を締めくくった。
南部テキサス州から来たフィリピン系2世の不動産業ジェームス・ラモスさん(60)は「移民制度の抜け穴を利用できる現状は不公平だ」と話し、トランプ氏による不法移民の強制送還を歓迎した。