中国、車暴走男の死刑執行 別の無差別事件でも、新華社報道
【広州共同】中国広東省珠海市で昨年11月に車で暴走し35人を死亡させたとして、死刑判決を受けた樊維秋被告の刑が20日執行された。国営通信新華社が伝えた。江蘇省無錫市宜興の専門学校で無差別に8人を殺害した男の死刑も同日執行された。
中国では無差別に市民を狙ったとみられる殺傷事件が相次いでおり、同じ日の死刑執行には、極刑によって同種の事件の再発を抑え込みたい中国指導部の意向が反映されているとみられる。
珠海の事件は昨年11月11日に発生。事件直後には習近平国家主席が「社会の安定」を守るよう異例の指示を出した。