環境・リサイクル事業のDOWAエコシステム、貴金属リサイクル施設を追加整備へ 7月稼働の熊本・宇城市の工場に

熊本日日新聞 2025年1月16日 18:40
協定書に署名したDOWAエコシステムの矢内康晴社長(右から2人目)と、エコシステムリサイクリングの江島光一郎社長(同3人目)ら=16日、県庁
協定書に署名したDOWAエコシステムの矢内康晴社長(右から2人目)と、エコシステムリサイクリングの江島光一郎社長(同3人目)ら=16日、県庁

 環境・リサイクル事業を手がけるDOWAエコシステム(東京)は16日、7月に稼働させる宇城市松橋町の熊本工場の一角に、パソコンやスマートフォンの基板などから貴金属を取り出すリサイクル施設を追加整備するため、市と立地協定を結んだ。

 同社は約10万5千平方メートルの敷地に非鉄金属やプラスチックを扱う平屋のリサイクル工場の建設を進めてきた。床面積約7千平方メートルのうち、空きスペースの約500平方メートルを活用し、貴金属リサイクルの施設も整備することにした。

 台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出を受け、九州で半導体産業の集積が加速していることから、約3億円の追加投資を決めた。総投資額は約53億円となる。

 協定締結式は熊本県庁で実施。矢内康晴社長のほか、貴金属リサイクルを担うグループ企業のエコシステムリサイクリング(埼玉)の江島光一郎社長、守田憲史市長が出席した。矢内社長は「九州の真ん中という好立地を生かし、総合リサイクル事業の拠点として大きく育てていく」と述べた。(立石真一)

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