韓国大統領の拘束歓迎も状況注視 北朝鮮、金与正氏ら沈黙
【北京共同】北朝鮮は、南北間の軍事的緊張を意図的に高めてきたと見なす韓国の尹錫悦大統領の拘束を歓迎する立場だ。ただ、これまで批判の急先鋒だった金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長らは沈黙を守っている。過度な批判を避けつつ状況を注視しているもようだ。
北朝鮮メディアは尹氏への捜査の経緯を報じているが、抑制したトーンが続いている。尹氏の支持勢力結集や北朝鮮への挑発行為につながることを懸念している可能性がある。
北朝鮮が昨年主張した韓国から平壌への無人機の飛来問題を巡っては、金与正氏が「韓国軍の犯行」だとして連日のように談話を発表し、報復を警告していた。