ロアッソサポーターの心に残る「ベストゴール」は? 2024年シーズン 熊日アンケート【トップ10発表】

熊本日日新聞 2025年1月14日 07:00
2024年シーズンのサポーターが選んだ「ベストゴール」は? ヒントは11月4日のホーム最終戦の写真の中に=えがお健康スタジアム(石本智)
2024年シーズンのサポーターが選んだ「ベストゴール」は? ヒントは11月4日のホーム最終戦の写真の中に=えがお健康スタジアム(石本智)

 熊本日日新聞は、サッカーJ2ロアッソ熊本の2024シーズンの得点の中から、最もサポーターの心に残った「ベストゴール」を投票で選ぶアンケートを実施した。注目の1位は誰のゴールか?

第37節仙台戦。前半16分、熊本のFW石川が後方からのロングパスにダイレクトで合わせ、1-1の同点に追い付く=えがお健康スタジアム(石本智)
第37節仙台戦。前半16分、熊本のFW石川が後方からのロングパスにダイレクトで合わせ、1-1の同点に追い付く=えがお健康スタジアム(石本智)

FW石川のスーパーゴール 判断力と技術の高さ象徴

 1位は11月4日のホーム最終戦でFW石川大地が決めたボレー弾。ストライカーらしいセンスと技術が詰まったスーパーゴールが〝ベストゴール〟に選ばれた。計639の回答のうち、半数以上の331票を占めた。

 石川のゴールは第37節仙台戦で記録。0─1で迎えた前半16分、最終ラインから放り込まれた山なりのロングボールに走り込みながら合わせた。「想定よりパスが伸びたのでトラップからダイレクト(シュート)に切り替えた」と石川。後方から来たボールを瞬時の判断力と技術の高さでゴールにつなげた。

 このゴールはJ2月間(11、12月度)ベストゴールにも選出。今季からJ2千葉に移籍する石川が残した熊本サポーターへの「置き土産」となった。

第32節秋田戦。前半22分、熊本のMF三島が先制のシュートを決める=えがお健康スタジアム(谷川剛)
第32節秋田戦。前半22分、熊本のMF三島が先制のシュートを決める=えがお健康スタジアム(谷川剛)

 ◆2位はMF三島の豪快ミドル弾

 2~5位は接戦に。2位(58票)は第32節秋田戦でMF三島頌平が仕留めた豪快ミドル弾。左FKからこぼれた浮き球に、直接右足を振り抜いた。「自分でもすご過ぎた。喜び方が分からなかった」。自らも驚く得点だった。

第7節千葉戦。後半41分、熊本のFW神代がPKでプロ初得点を決め、1-0とする=えがお健康スタジアム(上杉勇太)
第7節千葉戦。後半41分、熊本のFW神代がPKでプロ初得点を決め、1-0とする=えがお健康スタジアム(上杉勇太)

 ◆3位はFW神代のJ2史上最年少ゴール

 3位(54票)は第7節千葉戦でFW神代慶人が決めたJ2史上最年少ゴール。当時16歳5カ月5日の東海大星翔高2年生は、PKのキッカーを託され、長い時間をかけて冷静に沈めた。24年シーズンはPK3本を含む5ゴールを記録。9月の練習試合で右膝を痛めたホープが、今季完全復活を目指す。

第33節群馬戦。後半終了間際に勝ち越しゴールを決め、味方からの祝福を受ける熊本のDF岩下(中央)=前橋市の正田醤油スタジアム群馬
第33節群馬戦。後半終了間際に勝ち越しゴールを決め、味方からの祝福を受ける熊本のDF岩下(中央)=前橋市の正田醤油スタジアム群馬

 ◆同票3位はDF岩下の決勝弾

 同票数の3位は、第33節群馬戦のDF岩下航の決勝弾。後半終了間際に右足で上げたクロスボールが、直接ゴールに吸い込まれた。「枠を外さないことを意識した結果」(岩下)という一発が、チームに12年ぶりの4連勝を呼び込んだ。

 5位(51票)は、第19節秋田戦での熊本らしいパスワークが光ったFW大﨑舜のゴール。大木武監督は24年シーズンで最も記憶に残るゴールに挙げた。「パスを出した後に人が動くプレーが連続した。シンプルで良い崩しだった」と大木監督。

 MF上村周平が決めた第16節徳島戦での直接フリーキック(FK)弾が6位(19票)だった。「以前はFKに苦手意識があった」という上村が、自主練習に取り組んだ成果を結実させた。

 自由記述で募った「その他」には、MF大本祐槻が快足を生かして相手守備陣を置き去りにして奪った第31節鹿児島戦の一発のほか、第10節甲府戦で生まれたFW道脇豊のJリーグ初ゴール、第3節愛媛戦で今季初勝利をもたらしたDF大西遼太郎の決勝点などが上がった。(野村拓生)

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