「戦争はもうこりごり」…1944年の米軍空襲で家族失った熊本市の89歳、「記憶」後世につなぎ始める【くまもと戦後80年】

熊本日日新聞 2025年1月11日 22:30
柿原地区の空襲で爆弾が落とされた自宅周辺の場所を示す津下環さん=2024年12月、熊本市西区

 太平洋戦争末期、熊本県内は米軍の激しい空襲を受けた。熊本市西区花園の柿原地区は、県内で最初に空襲があった場所とされる。地元で生まれ育った津下環さん(89)は家族を失い、自身も命の危険にさらされた。これまで体験を語らずに過ごしてきたが、戦後...

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