自民、2議員入党方針決定 通常国会前に多数派工作
自民党は10日、いずれも無所属の三反園訓衆院議員(66)=鹿児島2区、広瀬建衆院議員(50)=大分2区=について入党させる方針を決めたと発表した。地元県連での手続きを経て、入党が正式決定する。少数与党で迎える24日召集の通常国会を前に、多数派工作を図った形だ。
三反園、広瀬両氏は昨年10月の衆院選で自民公認候補を破って当選した経緯があり、党内で波紋が広がる可能性もある。
両氏は10日昼、森山裕幹事長を党本部に訪ね、入党届を提出。三反園氏は面会後、2021年に初当選して以来、自民入りを認めるよう要請してきたと記者団に強調。広瀬氏は「自分の役目を果たしていきたい」と述べた。