行司最高位、無心で初場所土俵に 39代庄之助、亡き師思い
12日初日の大相撲初場所(両国国技館)では、行司の最高位に昇進した第39代木村庄之助(63)=本名洞沢裕司、東京都出身、九重部屋=が新たに登場。昨年11月に死去した解説者の北の富士勝昭さん(元横綱)への弟子入りから約半世紀。亡き恩師に思いをはせつつ「全責任をもって行いをつかさどる。淡々とやるのみ。それが大切」と無心で土俵に立つ。
39代庄之助は2年前まで約15年間も番付表の書き手を務めた「筆の達人」。精魂込めて作成してきた番付の中心にある行司の欄で、ついに頂点に上り詰めた。
1977年10月、北の富士さんが師匠の井筒部屋(当時)へ入門。現役時代から憧れており「行司になりたい」と手紙を出して志願した。
最後の思い出は3年前の10月だった。3月に80歳になった北の富士さんの傘寿を祝う会があり、記念品の大きな扇子に筆で書いた。表に「福寿」、裏には「北の富士―玉の海」など三つの取組。後日に電話で「いい字を書いているな。うまいじゃないか」と優しい口調で褒めてくれたという。
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