札幌家裁「厳しい非難に値」 江別の学生暴行死、逆送理由公表

共同通信 2025年1月8日 20:20

 北海道江別市で昨年10月、千歳市の男子大学生が集団暴行され死亡した事件で、札幌家裁(梶川匡志裁判長)は8日、強盗致死などの疑いで送致された16~18歳の少年ら4人を7日までに検察官送致(逆送)とした理由を明らかにした。「動機は身勝手極まりなく、酌むべき点は皆無で、意思決定は厳しい非難に値する」などとしている。

 家裁は6~7日に少年審判を開き、4人の逆送を決めた。梶川裁判長は決定理由で、アルバイトの男(18)=札幌市白石区=を「率先して暴行を加えるなど、主犯格というべきだ」と指摘した。

 他3人も「結果は取り返しのつかない極めて重大なもの」として刑事処分が相当と結論付けた。

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