西区(サイク)リングのまちへ 熊本市西区役所や飲食店が環境整備 サイクルラック設置、無料の空気入れ貸し出し

熊本市西区役所や同区の飲食店が、「西区(サイク)リングのまちづくり」を進めている。区が希望店舗にスポーツタイプの自転車を置く「サイクルラック」や空気入れを無料で貸し出すなど、交流人口の増加を図っている。
ヒルクライムの練習スポットとして人気の金峰山には、年間を通して多くのサイクリストが訪れる。西区と地元のまちづくり団体が2020年、サイクリングマップを作成したのを皮切りに、翌年には西区が店舗にサイクルラックを無料で貸し出す事業を始めた。
これまでに、飲食店や観光施設など11軒が同事業を利用。一部は、半年の無料期間終了後に自前で購入して設置しているという。

一方、独自に受け皿づくりをしている店舗もある。河内町の「ラーメン横道」は8年ほど前からサイクルラックを自前で設置。サイクリストの来店が増えたという。坂本勇代表(61)は「金峰山周辺には店がほとんどなく、立ち寄る場所は限られる。安心して利用してもらうためにもなくてはならない」と話す。
西区はサイクルラック事業が好評だったため昨年、空気入れを無料で貸し出す事業を追加した。現在、事業を利用している3店のうちセブン-イレブン花園1丁目店には、1日十数人のサイクリストや学生が来店。近くに学校もあり、「愛好者だけでなく、学生にも気軽に使ってもらえるのでは」と期待する。
空気入れの設置店舗は、オレンジ色の専用ステッカーが目印。西区は利用場所を増やしていきたい考えで、担当者は「気軽で身軽に自然豊かなコースでサイクリングを楽しんでもらいたい」と呼びかけている。
サイクルラックの設置場所など詳細は、西区のホームページで確認できる。花園まちづくりセンター☎096(359)1122。(米本充宏)
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熊本市出身。早回しの歌に乗せた形態模写やデフォルメの効いた顔まねでデビューして45年。声帯模写も身に付けてコンサートや座長公演、ドラマなど活躍の場は限りなく、「五木ロボ」といった唯一無二の芸を世に送り続ける“ものまね界のレジェンド”です。その芸の奥義と半生を「ものまね道」と題して語ります。