韓国旅客機事故、原因究明に時間 179人が死亡、発生1週間

共同通信 2025年1月5日 18:39
 韓国旅客機事故の状況イメージ(図解は聯合ニュース)
 韓国旅客機事故の状況イメージ(図解は聯合ニュース)

 【ソウル共同】韓国南西部の務安国際空港で179人が死亡した旅客機事故から5日で1週間。鳥と衝突するバードストライクがあったとしてもなぜ着陸に使う車輪が作動しなかったのか。機体に不備があったとの見方や整備や管制が適切でなかった可能性も指摘される。当局が調査を進めているが、原因究明には時間がかかりそうだ。

 事故は12月29日に発生。韓国のLCCチェジュ航空の旅客機は、着陸直前にバードストライクがあったとして救難信号を発信。着陸をやり直した際に車輪が作動せず滑走路に胴体着陸を試み、空港の外壁に激突して炎上した。

 主な焦点は、なぜ車輪が出なかったのかという点だ。韓国の専門家などは映像や運航経路から、バードストライクによりエンジンが正常に動かなくなった可能性を指摘する。ただ、車輪が作動しなかったこととの因果関係は不明の上、車輪は手動で操作することも可能とされる。

 韓国当局は米当局と合同で調査を進めている。回収したフライトレコーダーは損傷が大きく韓国での解析が難しいため、米運輸安全委員会で分析する予定だ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧