羽田衝突事故から1年 海保機の人的ミスとの見方強まる
羽田空港で日航機と海上保安庁機が衝突し、海保機の乗員5人が死亡した事故から2日で1年となった。運輸安全委員会は昨年12月、調査の経過報告を公表。事故の詳しい経緯が明らかになり、海保機が管制官の指示を誤認して許可なく滑走路に入った人的ミスとの見方が強まった。今後は、原因究明に向けた調査の進展のほか、警視庁の捜査も焦点となる。
事故は昨年1月2日午後5時47分ごろ、羽田空港のC滑走路で発生。元日に起きた能登半島地震に対応するため新潟航空基地へ向かう予定だった海保機と、着陸した札幌発の日航機が衝突し、ともに炎上した。海保機の乗員5人が死亡し、機長が重傷を負った。日航機の乗客乗員379人は全員脱出した。
原因を調べている安全委が公表した経過報告によると、海保の機長は「支援物資輸送のため離陸を優先され、滑走路進入を許可された」と認識していた。ただ、管制官が許可した形跡はなく、思い込みに基づく人的ミスの可能性が高まっている。
海保関係者は「再発防止策を着実に実施する」と強調した。
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