米共和党、上下独占も波乱含み 議席差わずか、3日に新議会

共同通信 2025年1月2日 15:58
 米連邦議会の勢力
 米連邦議会の勢力

 【ワシントン共同】米国で昨年11月の大統領選と同時実施された連邦議会選を受けた新議会が3日に発足する。共和党は上下両院で多数派を確保。トランプ次期大統領が最重要課題に掲げる不法移民対策で南部国境の管理強化を後押しするなど、米国第一の政策を支える構えだ。だが両院いずれも民主党との議席の差はわずかで、波乱含みの展開が予想される。

 下院(定数435)の議席は共和党219、民主党215。当選したゲーツ元議員が買春疑惑を巡って新会期の議員職を辞退したため、1議席は欠員になった。ゲーツ氏は司法長官候補に指名されたが断った。

 初日に共和党のジョンソン議長の続投を採決。当面の米政府の支出を賄う「つなぎ予算案」編成で民主党に妥協姿勢を見せたジョンソン氏に共和党保守強硬派は不満をため込む。トランプ氏は続投への支持を表明したが、再任が否決され、すぐに後任が見つからない可能性もある。

 これに加え共和党の2議員が新政権の高官候補。就任に伴い辞職すれば一時的に民主党との差は2議席で歴史的な僅差になる可能性がある。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧