環境相の早期水俣訪問を要望 熊本県知事、環境省で面会
熊本県の木村敬知事は25日、環境省で浅尾慶一郎環境相と面会した。水俣病被害者に給付される「療養手当」の拡充や、被害地域の医療・福祉の充実のため、予算額確保を要望。できるだけ早期に現地を訪れ、2026年度をめどに開始する被害地域の住民健康調査を「納得性の高い調査にしてほしい」と求めた。
木村氏は面会で、5月の水俣病関係団体と伊藤信太郎前環境相との懇談で団体側の発言が遮られた問題に触れ、浅尾氏の来訪の際は「ゆっくり時間をとって意見交換してほしい」と述べた。浅尾氏は「連携しながら水俣病対策を進めたい」と応じた。
木村氏によると、訪問時期は国会の事情を理由に明言しなかったという。
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