スリランカ拠点の投資詐欺か 日本語できる現地人が電話

共同通信 2024年12月23日 18:19
 スリランカで投資詐欺をしていた疑いのある組織の求人広告(共同)
 スリランカで投資詐欺をしていた疑いのある組織の求人広告(共同)

 スリランカ最大都市コロンボにあるIT企業を装った組織が、日本語のできるスリランカ人を募集し、現地から日本に電話をかけさせ投資詐欺をしている疑いがあることが分かった。実際に雇われ、短期間で辞めたスリランカ人男性が23日までに共同通信に実態を証言した。被害の詳細は不明だが「3千万円を振り込んだ人もいると聞いたことがある」と話している。

 東南アジアを舞台に日本人が特殊詐欺の「かけ子」をしたケースはあったが、南アジアで現地の人が携わっていた疑いが浮上するのは異例だ。

 男性は日本で働いた経験があり、日本語が堪能。組織は100人以上で構成されているとみられるが、日本人が関与している様子はうかがえなかったという。「日本に恩があり、詐欺に加担することにためらいを感じて辞めた」と語った。

 男性はフェイスブックで求人を見つけ、月約25万スリランカルピー(約13万円)の給料にひかれ面接を受け採用された。拠点のオフィスビルの一室で渡された日本の電話番号一覧を基に電話し、日本語で投資話を持ちかけるよう指示された。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧