四條畷市長選で電子投票 全国8年ぶり元職員初当選
任期満了に伴う大阪府四條畷市長選は22日投票、即日開票された。全国で8年ぶりとなる電子投票により実施。開票にかかる時間と人員を削減する狙いで、一般的なタブレット端末を使った。国が端末の要件を緩和して以降、実施は初めて。選挙戦は無所属新人同士の争いとなり、元市職員銭谷翔氏(36)が元市議渡辺裕氏(50)を破って初当選した。
電子投票では京セラ(京都市)製のタブレット端末を投票所に配備。有権者は職員に案内されて記載台に置かれた端末前に移動し、表示された候補者名をタッチして投票した。
端末ごとにUSBメモリーとSDカードに記録し、開票所のパソコンで順次読み取って集計。市選挙管理委員会によると、開票作業に当たった職員は従来の80~90人から27人に減った一方、所要時間はほぼ前回並みの約1時間40分だった。「正確性を重視した」としている。期日前投票で端末に書き込めなくなった事例が1件あった。
電子投票は地方選限定で認められているが、16年に実施した青森県六戸町が最後となっていた。
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