大川小校舎外壁の一部剥落 宮城の震災遺構、経年劣化か
東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が犠牲となり、震災遺構として公開されている宮城県石巻市の大川小校舎で外壁の一部が剥がれ落ちたことが21日、関係者への取材で分かった。風雨などによる経年劣化が原因とみられる。
剥落したのは校舎の南東部分。1メートル以上の高さからタイルが剥がれ、内側がむき出しになった。けが人は確認されていないという。
関係者によると、隣接する伝承施設のスタッフが19日朝、見つけた。18日は休館日で、17日の閉館後から19日朝の間に落ちたとみられる。管理する市は落ちたタイルをブルーシートで覆う応急措置をしている。