資産平均6000万円台に減 石破内閣、3閣僚交代で
政府は20日、11月11日に発足した第2次石破内閣の石破茂首相と閣僚計20人の保有資産を公開した。第1次内閣から3閣僚が交代し、家族分を含めた資産総額の平均は7244万円から6517万円に減少した。第1次内閣で最多の2億3838万円を報告した斉藤鉄夫公明党代表が国土交通相を退いたことで、全体平均を押し下げた。
第2次内閣で最多は浅尾慶一郎環境相の2億3326万円。加藤勝信財務相の2億396万円が続いた。首相は3376万円の12位だった。1億円を超えたのは、第1次の発足時から1人減り4人となった。
新たに入閣したのは鈴木馨祐法相、江藤拓農相、中野洋昌国交相。鈴木氏は6470万円で7位となり、東京都内などの土地や建物を記載した。有価証券5477万円も申告した。
江藤氏は6892万円で6位だった。都内や宮崎県に不動産を所有。株式はNTT5200株など6銘柄計6233株を報告した。無額面で銘柄と数のみ申告し、資産額に含めないため、実際の資産は公開額を上回る。ゴルフ会員権1口を持つ。