【速報】玉名署員自殺訴訟 被告の熊本県は控訴せず 6180万円賠償命令受け入れ
2017年に玉名署員の渡邊崇寿巡査=当時(24)=が自殺したのは長時間労働が原因として、遺族3人が熊本県に計約7800万円の損害賠償を求めた訴訟で、県は計約6180万円の賠償を命じた4日の熊本地裁の判決を受け入れ、控訴しないと決めた。県警が18日、報道陣に説明した。
地裁は判決で、渡邊さんの自殺と業務負担の因果関係や、当時の上司らの注意義務違反があったと判断。死亡前5カ月の時間外労働は当直勤務を含めて月143~185時間に上ったと認定した。
判決によると、渡邊さんは17年4月から勤務した刑事課で長時間労働が続き、精神障害を発病して9月に自殺した。地方公務員災害補償基金県支部は公務災害と認定した。(清水咲彩)
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