近代五種、障害物レースを初実施 28年ロス五輪で採用の新種目
近代五種の全日本選手権が3日、愛知県安城市で行われ、2028年ロサンゼルス五輪で馬術に代わって採用される障害物レースが初めて国内で実施された。
60メートル余りの屋外コースに雲梯、つり輪など8種類の障害物が設置され、選手は2人同時にスタート。スピードに乗って前進し、反り返った壁を登ってゴールすると観客から歓声が上がった。
人気低迷などの打開策として障害物レースの採用が決定。テスト大会ではTBSテレビの人気番組「SASUKE」のセットが使用され話題となった。同じ障害物で2度失敗すると得点が与えられないルールの中、SASUKEに出演したことがある俳優の森渉(41)=SEISA=は同種目1位(総合19位)。五輪出場も視野に今年から本格的に近代五種に挑戦しており「僕がきっかけになって、競技を含め、スポーツに興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と話した。
日本近代五種協会の迫山幸一事務局長は、種目変更により協会への問い合わせが増えているといい「知名度が上がるきっかけになりそう」と期待を込めた。
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